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貴重で地道な調査 [家]

先回に続いて、様々な活動の紹介です。
地震の多い日本では、大きな地震のたびに建築基準法が見直され、現在ではガチガチの基準になってしまいました。日本の伝統構法の家は、建築基準法のいわば例外規定の中でわずかに生き残っている存在です。
 地震被害の調査において、素晴らしい視点でやっておられる活動を知りました。
『たてもの修復支援ネットワーク』 http://blog.livedoor.jp/niigata_sumai/archives/51719049.html です。
調査の名称は、「地震被害・無被害建物抽出調査」という長い名前です。
minibara.JPG

内容は、5~3年前の3つの大きな地震、中越・能登・中越沖地震の地域で、無被害建物の伝統構法の民家とその他の民家(在来木造~RC、S造など)の状況を把握するというものです。
 本震震源からの水平距離700mという集落でも、その約1割にあたる5棟の伝統構法の民家が現存、また二室続きでカギの手に縁側を配置した極めて開放性の高い伝統の日本家屋でありながら、壁にほとんどヒビが入らず、修復せずに家に帰ることができたというものも数棟あったと記されています。
momiji.JPG

 地震の大きな揺れでも持ちこたえる日本家屋のあり方を、こうした地道な調査の積み重ねで明らかにして欲しいと思います。



タグ:伝統構法
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chal

建築基準法の法令外!
平成10年の改悪?前は、38条認定と言う物が有りまして、諮問機関の審査を受けて、建設大臣(当時)が、認めれば、それなりの、処置が受けられたんです。
私の担当物件で、1か所あります。屋根の構造上、上部に、機械排煙設備を付けられなかったので、6方向避難にして、避難シュミュレーションをして、許可を受けました。まあ、公共物だから出来たと思います。
38条が残っていたら、伝統構法も、法律の運用で、こんなに苦労しなくて済んだかも知れないと思っています。
現行法規では、”逃げ”が無いので、行けません。やはり、法律には、裏口を作らないとダメですが、”姉歯事件”以来、建築屋?(家)の、モラルが地に落ちているので、現在では、無理なのだと思います。
まあ、民間と公共物では、設計単価も違いますからね・・・。
伝統構法の未来を信じています。
by chal (2010-06-24 22:56) 

kido_azusa

chalさん
勉強させていただきました。ありがとうございました。いろいろ教えていただきながら、私たちも伝統構法の応援を強くしていきたいと思っています。
by kido_azusa (2010-06-25 17:30) 

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