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伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会の考え方 [家]

「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会のメールマガジン第3号より
一番肝心なのは設計法です。
設計法部会の斉藤幸雄主査さんのお話しを引用します。
kikuka.JPG

設計法部会の3年間の段階的な方針について
まず、今年度は、実務面での緊急性を考えて、田の字プラン、町家型の住宅に限定。2004年以降、実務で使われてきている「伝統構法を生かす木造耐震設計マニュアル」に、それ以降起きた地震や実験のデータを加味して、柱脚や床構面などの問題を解決しながら、使える設計法をつくる。
 次年度以降は、適用できる建物の範囲を広げ、いろいろなタイプの建物に応用できるような設計法をつくる。
 そして、もう一方で、限界耐力計算を使わなくて済むような「簡易設計法」(仕様規定)とをつくる。といってもこれまでの壁量規定ではなく、伝統構法の強度と変形性能の両方をうまくもりこんだものにする。(引用おわり)
sarutoriibara.JPG

いわゆる関西版マニュアルをもとにして初年度は進むようです。我が家もこのマニュアルの考え方で作られています。実証実験は2012年1月ごろ。石場建ての安全性を正面にとらえた視点での実験となります。
shida.JPG

明治以降、大地震のたびに固く固定する考え方になっていった建築基準法の考え方の中で消えつつある伝統構法の復権となることを願っています。
京都新聞に関連記事が載りました。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100720000088

タグ:伝統構法
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下山眞司

西洋の木造建築が、金物や筋かいを用いている、という京都新聞の記事、ちょっと気になりました。
事実ではありません。
先ず、西洋でも、日本によく似た「継手・仕口」を用いています。木を使うところでは、同じ発想が生まれるのです。
「継手・仕口」が日本独特の技術だ、などと思うのは間違いです。

次に気になるのは、全体の「風潮」です。
なぜ、木造「技術」が展開を見せてきたか、という点についての「認識」の欠落について(技術の進展は、日本だけではなく、すべての木を使う地域で、それぞれ独自の形で展開を見せています)。
技術の進展・展開に、国家や法律の関与は一切なかった、ということ、それゆえに、国家・法律が関与すると、かならず進展・展開は滞るということ。この点の認識が欠けているように、私には思えます。
すぐれた大工職の認定制度などを望む大工職がいる、などということは、私には信じられません。
本気ですか、と問いたくなります。自分で自分の首を締めることになる、というのがどうして分らないのでしょうか?
それほどまでに、「お上」に従う「習性」があたりまえになってしまったのでしょうか?

技術がなぜ素晴らしい展開を見せ、そしてなぜ展開をしなくなったのか、その過程を、ちゃんと認識する必要があるのではないでしょうか。
by 下山眞司 (2010-07-21 01:54) 

kido_azusa

西洋でも木や石で家を作っていますね。調べたら本実継ぎ(ほんざねつぎ)などは西洋にも日本にもある継ぎ方だそうです。それぞれの国で技術が発達するんですね。
 昔の棟梁さん、自分の経験に裏打ちされた技術だけで仕事をやり遂げていました。国の許可や認定などまったく念頭にはなかったと思います。いつのまに法律の範囲の許認可になってしまったんでしょうか。このことはどんな分野でも同じですね。
by kido_azusa (2010-07-21 20:50) 

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