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地突き [家]

もとこちゃんの家づくりのお話を作るにあたって、その過程を追っています。昨日は、『基礎作り。ベタ基礎』でした。この基礎づくりについても、現行の木造建築の法律がいろいろ立ちはだかっているようです。
そんな時に、町中を歩いて家々を眺めていたら、年配のご婦人に出会いました。その方のお話はとっても興味があるものでした。
『三十年ほど前に、この家を建てました。主人は、どうしても昔からの方法で建てたいと願っていました。それがかなったのです。建てる前の土地を固めるときには、親戚の人たち・ご近所さん達が駆けつけてくれました。そして、地突きをみんなでやりました。大きなかけ声をかけて太い木材を地面にドーンと落とすのです。その木材は、滑車でくくりつけられ、四方から紐で引っ張り上げそして落とすのです。地面に打ち落とされた木材の音が響きました。それはそれは、にぎやかでしたよ。昼も夜もみんなで大宴会でした。今は、もうできませんね。こんなことは・・・』
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地突きとは、土を固める作業です。地固めともいいます。石場突きは、土台石を胴突(どうづき)という材木で何度も突き降ろし土中に叩き据えるやり方です。家を建てるにふさわしい土地を選び、しっかり突けば50年、100年、200年と続く土台ができたことでしょう。
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調べていたら、おもしろい歌を見つけました。地突きの作業歌です。声を合わせて力仕事を進めるための歌なのでしょう。ヨイトマケの唄でやるところもあると聞いています。
1 物のはじめを一(いち)という
2 かたにかつぐを二(にい)という
3 女の大役三(さん)という       注:お産の『さん』です
4 子どものしょうべん四(しい)という
5 白黒並べて五(ごお)という
6 どろこねまわすを六(ろく)という   注:ロクロの『ろく』でしょうね
7 物をあずけて七(しち)という
8 飛んで刺すのを八(はち)という
9 物事くよくよ九(くう)という
歌って楽しく呼吸を合わせて家づくり、みんなの心がひとつになる様子が目に浮かびます。
タグ:伝統構法
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