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建築基準法の見直し [家]

国土交通省において建築基準法の見直しに関する検討会が2010年3月1日に設置され、いろいろ検討されています。法律のしばりがきつくなりすぎて、建築の停滞が起きているからです。
検討会の様子は、議事録、資料ともしっかり公開されています。傍聴もできます。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/k99_kenchikukijunminaoshi01.html
8回分の会議の意見整理より、木造伝統構法に関わるところを抜粋してみます。まだ議論途中で結論ではありません。
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①構造計算適合性判定の対象範囲について
 ・小規模な建築物については、構造計算適合性判定を不要とすべき。(多数の委員)
 ・伝統的構法の構造基準は限界耐力計算によることとなっており、小規模なものは構造計算適合性判定の対象外とすべき。(峰政委員、鈴木委員)
 ・伝統的構法については、審査用のマニュアルを作成し、審査担当者に講習を実施し、限界耐力計算に精通していなくても、確認機関で審査が可能となるよう環境を整備し、構造計算適合性判定を省略すべき。(鈴木委員)
②技術基準の検討について
 ・伝統的構法に関する設計法を確立すべき。(鈴木委員)
 ・伝統木造、混構造建築物の構造計算方法等の確立等のため、建築実務者を中心とした専門委員会を設置し、検討すること。(東條委員、細澤委員、峰政委員、三栖委員)
 ・技術基準の整備は、国等の公的機関において、専門知識を有する者や関連分野からの広範な参加を得て進めるべき。(久保委員)
③現状についての意見
 ・横浜市では限界耐力計算の構造審査を行えているが、将来的には厳しい。(脇出委員)
 ・大阪府内で構造審査を専任とする職員がいる特定行政庁は半数以下であり、府内で限界耐力計算等の複雑な構造審査を行うのは困難。(浅田委員)
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もともと法律で建築を規制するやり方になったときから、伝統建築はおかしくなったと言えます。
審査側の技術レベルや人的配置が貧弱な中で、どうなっていくか大変不安な現状です。またまた国等の公的機関がつくられ検討されるのでしょうか。今進められている「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会は、国の委員会ではなく予算がついた1事業という扱いなのでしょう。国土交通省からのリンク・案内がなされていません。いったい国の税金をどう考えているのでしょう。どれだけ委員会を設置すれば気が済むのでしょう。???の将来です。
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タグ:伝統構法
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