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梓工務店の本 出版 [家]

 この12月のはじめに、梓工務店の本「石場建て 伝統構法の家建ててます」が出版されました。
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伊東社長と奥さんの設計士裕子さんの共著です。そして、ちょこっと娘さんの文も入っています。この時期にこの題の本を出版したのは、石場立てへの強い思いからでしょう。「もう石場建ての木造建築は建てられないと思っている人が多いと思います。今の法律の縛りでも石場建てにこだわり、建て続けてこられた思いを是非感じ取ってください。
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でも、決して難しい本ではなくて、二人の人生の歩みが綴られています。そして、石場立てにたどりついた経過も。読んでいくと順調にここまできたのでないこと、苦労の連続だったことが書かれています。
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建築関係の仕事に携わろうとしている若い皆さんにぜひ読んでいただきたいと思います。
プロローグは、某家の建築の建前祝賀会の話です。このページを読むと、人が家を建てる時の願いは大変大きいのだと分かります。読み進めたたいと思わせるプロローグです。
ご希望の方は、本屋さんの建築コーナーをのぞいてください。また、直接、梓工務店へお申し込みになってもいいと思います。そして、ぜひ、感想をお寄せください。
タグ:伝統構法
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木造3階建て軸組構法住宅の震動台実験のまとめ [家]

2009年10月の実験の報告会が、2010年12月24日に行われます。やっと・・やられます。
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第1部 (10:00~12:00)木造軸組構法3階建て住宅 震動台実験成果報告
実験の目的と概要(建築研究所:河合直人)
試験体の概要(日本システム設計:三宅辰哉)
試験体構成要素の性能(建材試験センター:高橋 仁)
試験体1,2の比較(信州大学:五十田 博)
試験体1,3の比較(静岡大学:小林研治)
試験体1,4の比較(東京大学:藤田香織)
事前解析と事後解析(建築研究所:中川貴文)
設計法と実験結果の関係(国土技術政策総合研究所:槌本敬大)
といった内容です。
実験映像は
http://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/movie.html
の2つ目にあります。
国交省も国土技術政策総合研究所を通していち早くプレリリースしています。
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/kisya/journal/kisya101214.pdf

それに先だって、『建築技術』という雑誌の2010/11/17号特集記事で、
国交省は,平成20年度から2年間,設計法を作成するための委員会を設置した。本特集は,この委員会の成果を中心に,伝統的構法を用いた木造建物の設計法の考え方・可能性をまとめたものである。
【特集:伝統的構法による木造住宅の性能検証-設計法の考え方】監修:大橋好光
Ⅰ.伝統的構法の再評価と耐震設計|坂本功
Ⅱ.伝統的構法を用いた木造建物の設計法構築のために|大橋好光
Ⅲ.伝統的構法の設計法
簡易設計法の考え方|河合直人
詳細設計法の考え方|河合直人
いわゆる「石場建て」について|大橋好光
石場建て設計法の可能性と課題|河合直人
が出されています。

しかし、石場建ての実物大実験を2年間やろうとしなかった人たちが、石場建てを論ずる危険性を感じないわけにはいきません。学者として予断をもって論じてはならないからです。

いま進められている『伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会』では、石場建ての実験を中心にすえてやられようとしています。単に東の学者と西の学者といった図式ではなく、今回の取り組みが全国の現場の大工さんたちの意向や願いを反映したものであってほしいと切望します。

タグ:伝統構法
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耐震建築問答 [家]

木造建築の記事で、『耐震建築問答』というものを紹介しているところを見つけました。『耐震建築問答』は、田邊平學という大正から昭和の建築学者(1898-1954)の著書です。問答集の形式になっています。この建築学者は欧米の建築も研究して、壁量や筋交いといったいまの建築基準法の考え方を提唱した人なのですが、その中の問127は「土台は基礎に緊結せぬ方が良いか?」は興味深いことが書かれています。原文は、
http://tk-mondou.seesaa.net/article/167526320.html
です。
伊豆地震の倒壊をかなり詳細に調べて表にしています。その1つでは、土台と基礎の緊結に着目しています。
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その他、地震による柱のずれなど面白いデータがあります。
地震の倒壊調査でも、どこに着目するかで大きく見方が違ってきてしまいます。この『耐震建築問答』の木造の部分は、おおむね今の建築基準法に沿った主張なのですが、この土台と基礎の緊結はデータに沿って緊結しない方がよいといっているところが面白いところです。
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 木造伝統構法の国の研究は、いよいよ実物大実験にさしかかっています。1月の実験の参加希望は300名の定員がものの2時間足らずでいっぱいになってしまいました。過去2年間研究をしてきた中心の人たちも雑誌や別の研究会で意気盛んになってきました。どちらがどうということはありませんが、データをきちんとみて真摯な研究を積み上げて欲しいものです。
タグ:伝統構法
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雨樋 顛末記 その2 [家]

 南の部分の屋根は、軒も広く、雨が落ちてもその跳ね返りは壁には影響があまりありませんでした。砂利を敷いていることも跳ね返りを少なくしたのです。
 が、玄関部分については、樋をはずすことは考えものでした。玄関部分は、一部が飛び出しています。大屋根の雨が下の屋根に落ちて、それが四方八方飛び散るのです。飛ぶだけでなく、下の屋根から玄関の壁に水が伝わっていきました。壁に水の流れのあとがつきました。そのために、壁の中に水がしみこんでいるようなのです。一部の漆喰が膨らみはじめました。
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 一体、雨の水はどうやって下へ伝わるのか・・・。雨の中を傘をさしながら何度も観察して、その流れや飛び跳ねる様子を観察したのです。
その結果として、「この部分には、もう一度雨樋を付けよう」ということになったのです。板金屋さんと再度相談して、雨樋の傾きや水の流れを検討して付けました。
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その後の雨の日から、水の跳ねはなくなり、水が壁を伝うことはなくなりました。雨樋の必要性を再確認したのです。
 では。樋に溜まる落ち葉はどうしたらいいのか。それは、手で掃除するしかありません。結局、長いはしごを購入することにして、下の屋根にのって長い竹箒等で掃除をすることにしました。屋根から落ちないようにしなくてはいけません。
 ご近所で、やはり雨樋がないお家があります。雑木林に囲まれている家です。このお家は、軒が大変長いのです。そして、下には飛びはねを少なくするために砂利がしっかり敷いてあります。雨水対策は家にとっては重要なポイントだと改めて認識しました。
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タグ:伝統構法
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雨樋 顛末記 その1 [家]

日本全国、雨・あめです。
家は、住みだして分かることがいっぱいです。
我が家では、住みだしてから分かったことで、散財したのが「雨樋」でした。ときどき、書いていたのですが、今回まとめて書きます。
我が家の西には、広い雑木林があります。四季折々の変化を見せてくれ、山菜も豊富な林です。しかし、裏返せば、「落葉広葉樹」が多いことです。風が強い日など、落ち葉を片づけても片づけても終わらないほど、葉が落ちてきます。昨年、ナラ枯れで大きな木を何本か切ったので多少落ち葉が少なくなりましたが、今でも、毎日落ち葉掃きです。
 そういう環境で、最初に取り付けた「雨樋」にはあっという間に葉が詰まりました。
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雨が降るたびに、詰まった樋から溢れ出る水が周囲に飛び散りました。ここまで葉がつまるんなんて予想はできませんでした。板金屋さんが何度か高い樋の掃除を請け負ってくださったのですが、とても追いつけないのです。
いろいろ、調べました。樋に網のようなのを付ける方法も見つけました。しかし、これを使っている方の感想を聞くと、「網の目から小さい葉のゴミが樋に入っていくので結局、また詰まる。かえって掃除しやすい普通の樋がいい」というものでした。
何度、樋を眺めて思案して・・・。結局、樋をはずしてもらうことにしたのです。間違い探しみたいですが、よく見てください。樋がありません。
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直接、屋根から雨が落ちるのです。まあ、それもいいかと、何ヶ月間、様子を見ました。雨の音の大きさに驚き、雨がしたたる地面にできる穴に、雨の強さを知りました。
そして、一年。何度かの雨の日を過ごし、「家にとって、なぜ雨樋が必要なのか」を知ったのです。(続く)
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     <ご近所の皇帝ダリアです>
タグ:伝統構法
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我が家のモミジ [家]

我が家のモミジです。梓工務店からこの土地を紹介された時の伊東社長の言葉は「この土地は、このモミジが売りだ。建てようとしている家には、きっとこのモミジが似合う」というものでした。伝統構法の家の一部として存在するモミジであるとのことでした。新緑のモミジは、家に似合いました。秋のモミジはと言うとなかなかピッタリとはきませんでした。この秋、やっとこの言葉がピッタリの光景となりました。
全景です。
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少しアップにして撮ります。
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上の方の葉から風に飛ばされて、落ち葉になっていきます。風の強い朝に起きて見たら、びっしりとモミジ落ち葉の絨毯です。自然のままで撮ってみました。
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毎年、家を背景にして、こんな紅葉を見ることができるなんて、うれしいです。
タグ:伝統構法
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ご近所集落の秋 [家]

ご近所集落も秋の色です。ここも白壁、板塀の家が並んでいます。
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白壁に、柿の実った風景がピッタリ合います。

虫小窓と煙り出しのある家もありました。
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電線がお邪魔虫ですが、たたずまいに風格を感じます。風雪に耐えた建物ならでわです。
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昔からふつうに存在していた風景や家並みに安らぎます。まわりの人が建物を補修したりして手入れする気持ちを持ってこその風景です。
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この集落から山を臨みます。山の色合いも秋に染まり始めています。時々この山を越えてくる颪風(おろしかぜ)が吹きます。なかなかのものです。
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タグ:伝統構法
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集落の風景 [家]

またまたご近所集落を撮りました。用事で行ったついでにあたりをパチリパチリ。
湖に向かって多くの川が流れ込みます。川それぞれの表情があります。
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11月下旬になって紅葉するともっと魅力的な場所です。

この集落も昔ながらの建て方が多く見られます。蔵も塗り替え・貼り替えをしながら建っています。
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ベンガラの赤は風格を感じさせます。
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白壁の家、左官屋さんの活躍の場です。
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みかんの木、お茶の木、自給自足の生活が感じられます。
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タグ:伝統構法
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ご近所集落を訪ねて [家]

真夏や冬は、なかなか外へ出てゆっくり写真を撮ることが億劫になります。その点、今の時期の秋は絶好です。お隣の集落を歩いてみました。
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まだまだこのあたりは地元の大工さんが建てているんじゃないか、という木の家が多くあります。
手直ししながら住み続けている家がほとんどです。
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ふと見ると、下半身赤い鳥が。思わずパチリ。
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ヤマガラかな?と思いましたが、どうも『ジョウビタキ』のようです。横向きの写真なら羽に紋付きがありますから簡単に判定できますが、正面写真ですから迷いました。

空を見上げると、『トンビ』です。円を描くように飛ぶので待ちかまえて撮りました。
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うまく枠に収まってくれました。大成功といえます。


タグ:伝統構法
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縁側メンテナンス [家]

秋の晴れ渡った日、縁側のメンテナンスをしました。
我が家は古材を柱や梁に一部使ったために、木部は古色塗りになっています。
梓工務店は、柿渋にベンガラなどを混ぜたものを丁寧に拭き込んでくれています。
しかし、住み始めて2年半、縁側がだいぶ剥げてきました。
今回は、(株)トミヤマさんの『くさくない柿渋(無臭タイプ)』を使ってみました。
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本当はベンガラを混ぜるとよいとありましたが、2倍の水で薄めて塗ってみました。まったく臭みを感じることなく作業を終えました。
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その後、激しい雨が降ったりしましたが、よく定着しています。縁側に出ると、「あー、きれい!」と思わず自我自賛です。自分で少しずつでも家に手をかけていく、昔の人は当たり前にやってきたことです。見習いたいと思います。
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タグ:伝統構法
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